開店祝いや昇進祝いなどで胡蝶蘭をもらった後、どのようにお手入れしたら良いかご存知でしょうか。
- もらった後は、店先に飾るの?
- ラッピングはいつ外す?
- 水やりはどのタイミングでおこなう?
などなど疑問に思う点が多くあるかと思います。
また「胡蝶蘭は長持ちする」と言われるお花ですが、長持ちさせるためには適切な場所に飾って適度に水やりをすることが重要です。
この記事では胡蝶蘭をもらったらやるべきこと、長持ちさせる方法、胡蝶蘭が快適に過ごせる条件をご紹介します。
最後までご覧いただき胡蝶蘭を長く楽しむために必要なことをご理解いただけると幸いです。
胡蝶蘭をもらった後、やるべきこと
贈り主との関係や人脈をアピールする立て札と華やかさを増すための鉢のラッピングは、つけたままで構いません。
そして、訪問した贈り主や来客者から見える位置に飾りましょう。
胡蝶蘭をもらってから1週間は、いただいた方へのお礼や慶事があったことを知らせるため、目立つ場所に飾ります。
ただし、なるべく直射日光や乾燥を避けることができる場所がおすすめです。
もらってから1週間が経過したら、環境重視の場所に移動させましょう。
胡蝶蘭を長持ちさせるポイント
胡蝶蘭を長持ちさせるポイントは、ずばり「適切な場所に飾ること」
胡蝶蘭にとって快適な環境とはどのような環境か具体的に見ていきましょう。
胡蝶蘭は亜熱帯生まれ
胡蝶蘭は本来、フィリピンやインドネシアなど熱帯・亜熱帯環境で生育する植物です。
寒さや乾燥に気をつけることが長く楽しむための秘訣となります。
特に乾燥対策として、冷暖房の風があたるような場所は必ず避けるようにしましょう。
寒さに弱いからといって暖房器具の近くに飾ると、乾燥の影響で花が痛みやすくなってしまいます。
胡蝶蘭が快適に過ごせる場所とは?
胡蝶蘭は急激な温度変化によって傷んでしまいます。温度変化が少ない室内に飾りましょう。
また、次の3つの条件がそろう場所が胡蝶蘭にとって快適といえます。
- 年間を通して18~25度程度の気温で、暖かい場所
- レース越しやブラインド越しなど、柔らかな日光のあたる窓際(※直射日光は避ける)
- 自然風の吹き抜ける風通しの良いところ
胡蝶蘭を飾る場所として適さないところは?
反対に胡蝶蘭を飾るのに適さない場所は次のような場所です。
- 極端に気温が高く、または低くなってしまう屋外
- 直射日光のあたる屋外、または扉や窓の近く
- 乾燥したエアコンの風が直撃する場所
このような場所では胡蝶蘭はうまく育つことができません。
せっかく頂いた胡蝶蘭ですから、長持ちさせるために飾る場所には注意を払うようにしましょう。
胡蝶蘭のお手入れ方法
胡蝶蘭は適切な場所に設置すれば、あまり手のかからない植物です。水やりは1週間〜10日に1回程度。より長持ちさせたい場合は説明書を見ながら液体肥料をあげると良いでしょう。
毎日水換えが必要な切り花と比べて、手間がかからないのが胡蝶蘭の良いところです。
では具体的に水やりの方法を説明していきます。
1. 水やりのタイミング
鉢表面の植え込み材を触り、湿り気がほとんどなくなっていたら水やりのタイミングです。
季節と環境によって頻度は変わりますが、夏場は週に1~2回、冬場は10日に1回程度の頻度で水を与えます。
※水やりのタイミングが来たらラッピングを外すことをおすすめします。
ラッピングの底に水が溜まってしまうと根腐れを引き起こしたり、水自体が腐って、花に影響を与えてしまいます。
2. 水の量とかける場所
大体コップ1杯分程度が目安です。各株の根本にゆっくりと回しかけてあげてください。このとき、鉢の底から受け皿に水が出てきた場合は、必ず受け皿の水を捨てるようにします。
3. 葉の乾燥に注意する
冬場など特に乾燥するシーズンは、葉の両面に霧吹きで軽く水をかけてあげます。ただし葉の根元に吹きかけた水が溜まると胡蝶蘭全体を痛めることにも繋がるので、霧吹きで軽く湿らせる程度にとどめましょう。
まとめ
胡蝶蘭をもらった後、どのような場所に飾り、どの様に手入れをしたらよいかおわかりいただけましたでしょうか。
胡蝶蘭は様々な想いをこめて贈られます。
贈り主からの想いを受け止め少しでも長く楽しんでいただくために、胡蝶蘭を飾る場所は十分に検討いただけると幸いです。
そして、あなたも胡蝶蘭を誰かに届けたいと思ったら、ぜひ私達にご相談ください!